情報提供: ディスカバーたいはく1号
 所在地: 仙台市太白区山田上ノ台町12
 連絡先: 太白区まちづくり推進協議会
 関連ホームページ: http://www.city.sendai.jp/taihaku/mati/discover/index.html

264 山田上ノ台遺跡

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獲物を捕獲するための落とし穴(縄文時代・山田上ノ台)
獲物を捕獲するための落とし穴
(縄文時代・山田上ノ台)

竪穴住居(縄文時代・山田上ノ台)
竪穴住居(縄文時代・山田上ノ台)

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 山田上ノ台遺跡(太白区山田上ノ台)は、旧石器時代から江戸時代に至る複合遺跡。さまざまな石器や土器、遺構などが発掘されている。

 旧石器時代には、一〜三万前の後期旧石器時代の多数の石器や炭化物の集中部分が発見された。
 縄文時代中期には大規模な集落が営まれていた。発掘調査では三十八軒の竪穴住居跡や、約三百基の土坑(穴)が見つかった。
 竪穴住居の中央には土器を埋めて石で囲み、さらに石組みが付属する「複式炉」が作られている。土坑には動物を捕るための落とし穴や食料を蓄えるための、フラスコの形をした貯蔵穴も見つかった。竪穴住居や土坑は台地の南から東にかけての縁辺に分布している。

 周辺に広がりつつある住宅街の中にあって、縄文時代を体感できる空間「縄文の森広場」として、市民の皆さんの憩いの場、体験学習の場として活用するために整備する計画が進められている。

   


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