情報提供: ディスカバーたいはく5号
 所在地: 仙台市太白区八木山
 連絡先: 太白区まちづくり推進協議会
 関連ホームページ: http://www.city.sendai.jp/taihaku/mati/discover/index.html

260 八木アンテナ 八木秀次(やぎひでつぐ)

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八木秀次(「八木アンテナ25年のあゆみ」より)
八木秀次(「八木アンテナ25年のあゆみ」より)

現在の八木山・愛宕山
現在の八木山・愛宕山

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 昭和七年(一九三二)、東北帝国大学工学部の宇田新太郎教授が八木山と茨城県の筑波山頂との間で超短波通信実験を行いました。同じ東北帝国大学工学部の八木秀次教授の発明になる「八木アンテナ」を使った実験です。
 この八木アンテナの発明者は、大阪生れ、明治四十二年に東京帝国大学工科大学を卒業後仙台高等工業学校の講師となり、東北帝国大学に昇格するとともに教授となりました。昭和四年に工学部長に再任すると附属電気通信研究所の設置に奔走、後年西澤潤一教授などの人材を生み出す研究所の基礎をつくりました。

 いま、八木アンテナの通信実験が行われた八木山には、東北放送の放送塔が立ち、隣の愛宕山にはNHK・仙台放送・宮城テレビの放送塔が立っています。

   


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