情報提供: ディスカバーたいはく2号
 所在地: 仙台市太白区茂庭
 連絡先: 太白区まちづくり推進協議会
 関連ホームページ: http://www.city.sendai.jp/taihaku/mati/discover/index.html

211 茂庭(二口・笹谷街道)

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大八山から茂庭を望む。正面に見えるのが太白山。古来からこの地では、人間の営みが続いている
大八山から茂庭を望む。
正面に見えるのが太白山。
古来からこの地では、人間の営みが続いている

生出地区には、江戸時代の世話役である肝煎の中門が今も残る
生出地区には、江戸時代の世話役である
肝煎の中門が今も残る

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 住宅団地やバイパスの整備が進み、急速に装いを変える生出・茂庭地区。大正時代から昭和三十六年ごろまで、長町と秋保を結ぶ秋保電鉄が、旧二口・笹谷街道に沿って走っていたが、その路線の一部が、今も当時に近い姿のままで残っている。

 茂庭は、太白区のシンボル・太白山を抱える地域。文治五年(一一八九年)、源頼朝の奥州攻めに従軍した河村四郎秀清が武勲により、この地を賜ったと伝えられる。以来、この地に館を構え、茂庭氏と称した。
 茂庭は二口・笹谷街道に加え、作並街道に至る道もあり、古来から交通の要所だった。バイパスが整備されてから風景は一変したが、旧国道沿いに残る供養碑から、周辺に街道が通っていることが分かる。

   


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