情報提供: ディスカバーたいはく5号 | ![]() |
所在地: 仙台市太白区茂ケ崎2丁目 | |
連絡先: 太白区まちづくり推進協議会 | 電話: 022-247-1111 |
関連ホームページ: http://www.city.sendai.jp/taihaku/mati/discover/index.html |
205 阿部みどり女(あべみどりじょ)の句碑 |
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重陽の |
阿部みどり女(一八八六〜一九八〇)は、本名光子、北海道札幌市で生まれ、父永山武四郎は、二代目道長官として知られている。 鎌倉で「ホトトギス」に投句し大正四年に初入選、その後、高浜虚子に師事する。昭和六年長女多美子は、河北新報社三代社長一力五郎(俳号・杜野光)と結婚している。 昭和七年、河北俳壇投句者を核として主宰誌「駒草」を創刊、東北、関東を中心に誌友の数を伸ばす。 昭和二十二年五郎が急逝し、多美子一家は東京へ移り、みどり女は一人仙台に残った。しかし、東京へ移った多美子は五十八歳で亡くなり、みどり女はその悲しみを胸にひたむきに俳句活動を続ける。 仙台には昭和五十三年まで暮らし、後、東京にいる多美子の長男一力健のもとに身を寄せ、亡くなるまで俳句を詠み続けた。 句集「笹鳴」「微風」が発行されており、茂庭の大梅寺を詠んだ句も収録されている。 六軒の檀家持つ寺柿を干す 山清水落葉の上を流れけり 蕃山へ登る口あり冬の寺 |
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