情報提供: ディスカバーたいはく5号
 所在地: 仙台市太白区向山4丁目17
 連絡先: 太白区まちづくり推進協議会
 関連ホームページ: http://www.city.sendai.jp/taihaku/mati/discover/index.html

192 菊地華樵(きくちかしょう)の漢詩碑

菊地華樵漢詩碑(愛宕神社境内)
菊地華樵漢詩碑
(愛宕神社境内)


澗水穿荒阪
繁枝野実丹
離愁文墨職
細菊一叢寒
 癸卯夏目華樵山人星城

現在の愛宕神社
現在の愛宕神社



 越路に住んでいた菊地華樵(一八四八〜一九二五)は、画家で、南画、漢詩、俳句を詠む。
 漢詩碑は愛宕神社に建てられており、その内容は「谷を流れる水は荒れた坂をうがち、枝は繁り、野の実は赤く色づいている。故郷を離れた愁いを水墨画にしたためていると、細々と咲いた菊の一群がなお心を寒々しくする」と解釈される。

   


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