情報提供: ディスカバーたいはく3号
 所在地: 仙台市太白区向山
 連絡先: 太白区まちづくり推進協議会
 関連ホームページ: http://www.city.sendai.jp/taihaku/mati/discover/index.html

187 虚空蔵堂(こくぞうどう)

 市指定有形文化財。
 「封内風土記」によれば虚空蔵堂は初め青葉ケ崎にあった。中世には虚空蔵堂・千躰(せんたい)佛堂が祀られていたので千躰城と呼ばれていた。伊達政宗が仙台築城の際、千躰佛は片平丁の茂庭石見の邸内に移し虚空蔵堂は経ケ峯の崖上に移した。また、二代藩主忠宗廟(感仙殿)を造営するとき向山に移している。これが愛宕山の虚空蔵堂で経ケ峯の方は元虚空蔵といわれている。
 虚空蔵堂は感仙殿普請の総奉行であった原田甲斐宗輔が江戸初期の代表的な仏堂を現位置に建てている。
 ご本尊の虚空蔵菩薩は丑寅生まれの人々の守護仏で、「虚空蔵さん」として信仰を集めている。

   


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