情報提供: ディスカバーたいはく3号
 所在地: 仙台市太白区向山4丁目17−1
 連絡先: 太白区まちづくり推進協議会
 関連ホームページ: http://www.city.sendai.jp/taihaku/mati/discover/index.html

183 愛宕神社

愛宕神社
愛宕神社

愛宕神社
 永禄年間(一五五八〜一五六九)紀州那智の滝で千日の修行をした天台派の山伏尊勝法印が米沢の愛宕山に創建し誓願寺を別当とした神社で、市指定有形文化財である。
 伊達政宗は京都からご神体を運ばせて祀り天正元年(一五七三)に米沢から大崎の岩出山を経て仙台荒巻に仮遷座(せんざ)、慶長八年(一六〇三)に社殿を向山のこの地に造営して遷座した。
 政宗は愛宕神社を仙台城下の総鎮守に定めたという格式のある神社で、その当時の棟礼が保存されている。
 また、歴代の藩主は火防鎮護と武軍を祈願した社で五代藩主吉村は歴史的価値の高い大絵馬を奉納している。
 愛宕神社の主祭神は火の玉から生れたという軻遇土神で火伏せの神として崇拝され、普賢菩薩は辰巳生まれの人々の守り本尊である。

愛宕神社の神門
 愛宕神社の神門は文化元年(一八〇四)のもので火伏せの神と緑の深い天狗の像が安置されている。

   


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