情報提供: ディスカバーたいはく1号
 所在地: 仙台市太白区郡山2丁目
 連絡先: 太白区まちづくり推進協議会
 関連ホームページ: http://www.city.sendai.jp/taihaku/mati/discover/index.html

92 西台畑遺跡

西台畑遺跡から出土した土器
西台畑遺跡から出土した土器

 西台畑遺跡(郡山)は、広瀬川右岸の自然堤防上に位置する弥生時代中期の遺跡。昭和三十二年、レンガ用粘土の採掘中に、地下二メートルの狭い範囲から、ほぼ完全な形に近い土器十五点が出土した。その後、人骨片を伴う墓も発見され、この付近一帯が、弥生時代中期の墓域であることが判明している。

 出土した土器は、人骨の埋納用あるいは副葬品だったと思われるが、墓域に関わる遺構・遺物などは見つかっていない。しかし、すぐ近くからは川幅六十メートルにも及ぶ大河川の跡が発見され、広瀬川の旧河道だった可能性もある。もし、この河川が弥生時代にもあったとすれば、墓域は川のほとりに位置していたことになるという。

 遺跡から掘り出された土器は、縄文時代のものとは形も文様も大きく異なっている。

   


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