情報提供: ディスカバーたいはく5号
 所在地: 仙台市太白区大野田
 連絡先: 太白区まちづくり推進協議会
 関連ホームページ: http://www.city.sendai.jp/taihaku/mati/discover/index.html

86 「大野田橋の親柱」記念碑

   大野田に橋の親柱記念碑が立っている。これは、昭和七年(一九三二)に架けられ、平成四年(一九九二)に架替えられた大野田橋の旧親柱と橋名板の記念碑である。その碑文は、名取川の説明から書き出している。


 大野田橋の親柱記念碑(大野田貨物線ガード下)
大野田橋の親柱記念碑
(大野田貨物線ガード下)

名取川は、宮城・山形県境の神室岳から東流、名取市閖上で、太平洋に注ぐ流域面積九百三十九平方km、延長五十五kmの一級河川です。旧名取橋と大野田橋は昭和七年に名取川に架けられ仙台市太白区中田地区と東大野田地区を結び、六十年間の長きにわたり経済社会を支えてきました。しかし、老朽化が著しく安全で円滑な交通確保が困難となっておりました。このため、昭和五十九年度に河川、道路の合併事業として両橋の架替事業に着手、昭和六十三年度着工、平成四年八月三十一日に完成しました。本事業の完成を記念して、河道開削で撤去された旧橋の親柱の一部と橋名板を中田・大野田両地区に残して、先人の遺徳をしのび、地権者をはじめとする関係各位の御支援に謝意を表し、新橋がこの地域の発展の礎となることを記念しここに建立します。
平成六年三月吉日
建設省仙台工事事務所
(社)東北建設協会


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