情報提供: ディスカバーたいはく5号
 所在地: 仙台市太白区秋保町
 連絡先: 太白区まちづくり推進協議会
 関連ホームページ: http://www.city.sendai.jp/taihaku/mati/discover/index.html

81 磊々峡命名

秋保温泉磊々峡
秋保温泉磊々峡

 覗橋のたもと、磊々峡の写真撮影に最も適した場所といわれる遊歩道に、仙台市教育委員会の手で、磊々峡の由来を記した案内板が立てられています。それには「昭和六年小宮豊隆氏より磊々峡と命名された。」と記され、詩的な案内が付されています。
 小宮は、夏目漱石門下生の一人。東北大学文学部教授として赴任してきて、阿部次郎、土井晩翠等と親交し、芭蕉全集の編纂などに携わっています。


 奥羽山系二口渓谷より
発した名取川は此処に
 至りて急にその川幅をせばめ、
急流となり或いは流勢を
 減じて紺碧の深淵となる。
両岸は秋保石と呼ばれる
 石英安山岩質凝灰岩
角礫岩よりなり、奇岩怪石が
 磊々と重なり合い奇面岩、
人間岩、鳴合底、
 猪跳岩などの奇勝、更に雨滝、
糸滝など懸崖敷
 布して一層の景勝を
豊かにしている。

   


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