情報提供: ディスカバーたいはく4号
 所在地: 仙台市太白区秋保町
 連絡先: 太白区まちづくり推進協議会
 関連ホームページ: http://www.city.sendai.jp/taihaku/mati/discover/index.html

60 秋保の殿さま

 中世の秋保領主・秋保氏は、平清盛の子、重盛の次男・資盛(よしもり)が祖と伝えられ、壇ノ浦の戦いに敗れて落人となり、資盛から四代目の基盛(もともり)の時に秋保の郷を永住の地とした。
 六代盛定(もりさだ)の時に姓を秋保氏と改め、代々、秋保五ケ村を領した。十七代直盛(なおもり)の代に伊達政宗より書を賜り、御一家に列せられ、明治に至った。

 秋保氏ゆかりの地としては、秋保氏の居城となった楯山城跡・長館城跡や、分家の馬場豊後館(ぶんごだて)跡・境野城跡、そして向泉寺、大雲寺などがある。
 長館城跡は、秋保氏の屋敷跡のほか、御一家・家中武士の館が並び、今もその地に子孫が住んでおり、生きた史跡となっている。

 また、長袋の向泉寺は、平重盛が中国・欣山寺より贈られ守り本尊とした阿弥陀如来像を安置し、平家一門の菩提を弔うために開かれた平家ゆかりの寺である。

   


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