情報提供: ディスカバーたいはく3号
 所在地: 仙台市太白区秋保町馬場字大滝11
 連絡先: 太白区まちづくり推進協議会
 関連ホームページ: http://www.city.sendai.jp/taihaku/mati/discover/index.html

42 木食知足(もくじきちそく)上人

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木食知足上人木造色彩座像(秋保大滝開山堂内)
木食知足上人木造色彩座像
(秋保大滝開山堂内)

秋保大滝開山堂
秋保大滝開山堂

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 大滝不動堂の右の奥に木食知足上人の木造彩色座像を安置している開山堂がある。

 上人は滝の原の佐藤家に生れ幼名を太作といっていた。少年の頃、母が目の病いで苦しんでいるのを見て、母の眼病平癒を大滝不動尊に祈願して治ったのが動機となり、不動堂別当、西光寺の順昌法師の法弟となって仙台城下八幡町龍宝寺で得度(とくど)し、名を岳運と改め、近くの大岩山に籠もって断食の修行をしたり羽黒山荒沢寺で再度一千日の五穀を断つ荒行を積んで木食行者となった。
 その後、不動尊堂の中興を発願し、文化元年(一八〇四)から十九年間、奥州をくまなく巡錫(じゅんしゃく)して喜捨をうけた浄財で文政八年(一八二五)に不動堂再建、翌九年本尊は稀に見る巨像で伊達家の鋳物師仙台城下北目町の大出屋津田甚五郎の鋳造である。
 上人は文政十一年(一八二八)衆生済度の本願を発し九月五日、四十四歳の生涯を大滝の岩頭から投身遷化している。

 滝見台への道沿いに「大滝中興開山贈法印岳運」と刻まれた二メートル余りの五輪塔が立っている。木食上人の墓である。

   


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