情報提供: ディスカバーたいはく3号
 所在地: 仙台市太白区秋保町
 連絡先: 太白区まちづくり推進協議会
 関連ホームページ: http://www.city.sendai.jp/taihaku/mati/discover/index.html

37 化物沢

 巨木に覆われて昼なお暗い大行沢沿いの道を京渕沢、欅沢(けやきさわ)まで来ると眼前に奥羽山脈が立ちはだかる。
 この辺に来ると旅人はきまって放心し行方不明になる者が数知れなかった。ある者は峡を天翔る怪獣を見たといい、ある者はその鳴き声を聞いたと語った。何時とはなしにこの沢は化物沢と呼ばれるようになった。また、この沢の奥には洞窟があって、そこには人骨や獣骨累々としてあったという者もいた。

 それを聞いた磐二磐三郎は人々の難儀を救おうと、ある日化物沢に踏込み、その怪獣を得意の弓矢で射殺した。退治したのは巨大な翼を持った動物で年を経たムササビであったそうだ。

   


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