情報提供: ディスカバーたいはく2号 | ![]() |
所在地: 仙台市太白区秋保町馬場 | |
連絡先: 太白区まちづくり推進協議会 | 電話: 022-247-1111 |
関連ホームページ: http://www.city.sendai.jp/taihaku/mati/discover/index.html |
34 二口(二口街道) |
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さらに街道を西へ進むと、やがて秋保ビジターセンターが見えてくる。道はまもなく急坂となり、砂利道へと変わる。右に左に折れる街道をしばらく上ると、ようやく「二口番所跡入口」の標識が見えてきた。 二口峠に至る現在の道は、近代に入ってから整備されたもの。藩政時代以前は、比ぶべくもない急峻な道だった。その様子がわかるのが、二口番所跡である。 急な山肌を滑り降り、木立の中を分け入ると、まもなく朽ちかけた標柱が見えてくる。それが、仙台藩境目番所跡。この付近の山肌を、街道が通っていたのだろうか。 藩境を越える道は二本あり、この番所から左右に分かれて峠に向かったという。それが、二口の地名の由来。いずれにしても、その道の険しさは、想像するに余りある。 番所跡から本道にもどれば、まもなく頂上。峠から山寺までは、そう遠くない。峠に立つ木立の根元には、鹽竈大明神の石碑。文化十一年(一八一四年)に物資輸送の安全を祈願して建立されたものらしい。 背負子とともに上り下った商人たち。打ち捨てられた石碑が、時の変遷を語りかける。 |
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