情報提供: ディスカバーたいはく2号 | ![]() |
所在地: 仙台市太白区秋保町長袋 | |
連絡先: 太白区まちづくり推進協議会 | 電話: 022-247-1111 |
関連ホームページ: http://www.city.sendai.jp/taihaku/mati/discover/index.html |
31 長袋(二口街道) |
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湯元から西へ進み、境野を過ぎたあたりに、美しい三角形をした山が見えてくる。それが、秋保家歴代の居城跡・楯山である。頂上には楯山神社があり、かつて城があった場所が、くぼんだようになっている。楯山の北に長館城が築かれてから廃城となったが、いまはいずれも姿を消し、城跡のみとなってしまった。湯元から街道沿いに、馬場城址など秋保家の館跡が随所に見られる。 現在の二口街道は近年になって整備されたもので、旧来の街道は、一部がその南側を走っていた。長袋周辺では、今もその姿を見ることができる。 例えば、秋保総合支所の南を通る細い道。木もれ日の中を抜け、南東に目をやれば、遠くに楯山が見える。地域に暮らす人のみが利用する小さな道にすぎないが、それがかえって、昔ながらの街道の風情を伝えているようだ。小道の脇には、距離を知らせる一里塚が今も残っている。 秋保地名考 平安時代の領主だった藤原秋保にちなむ説、「百寿秋保」という長寿を意味する言葉から来ている説など、いくつかの説がある。 長袋地名考 川や丘陵によって袋状になった地形のことをいう。 |
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