情報提供: ディスカバーたいはく5号 | ![]() |
所在地: 仙台市太白区 | |
連絡先: 太白区まちづくり推進協議会 | 電話: 022-247-1111 |
関連ホームページ: http://www.city.sendai.jp/taihaku/mati/discover/index.html |
23 廃止(秋保電鉄) |
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電化当初の車両三台は新車だったものの、その後の購入車両はほとんどが中古車両であった。昭和二十四年(一九四九)には、旧制二高生の通学や沿線の通勤客で電車もフル操業であった。しかし、その頃の電車やレール、枕木までも老朽化、電車の脱線が頻繁に起きていた。解決策は、台車(車輪部分)を単車からボギー車に改造することであった。 昭和二十八年(一九五三)六月、仙台市による電鉄の買収話が表面化したが実現しなかった。 昭和三十年(一九五五)頃には、長町〜秋保間を一日十五往復、翌年、萩の台と月ケ丘駅が新設されたが、路線バスに客足をとられ、この頃から秋保電鉄の利用客が次第に減って、経営が難しくなった。 昭和三十四年(一九五九)、会社は仙南交通自動車(バス会社)と合併、仙南交通を設立する。しかし、経営は依然として厳しく、赤字は年を追って増えていった。そして仙台市に電鉄の事業を譲渡する再生の夢も消え、ついに昭和三十六年(一九六一)五月七日秋保鉄道は廃止され(閉業式は五月八日)、馬車鉄道以来四十七年の歴史にピリオドを打った。 仙南交通は、昭和四十五年(一九七〇)宮城バス、宮城中央バスと合併、現在の宮城交通となっている。 |
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