情報提供: ディスカバーたいはく5号 | ![]() |
所在地: 仙台市太白区 | |
連絡先: 太白区まちづくり推進協議会 | 電話: 022-247-1111 |
関連ホームページ: http://www.city.sendai.jp/taihaku/mati/discover/index.html |
19 土井晩翠の名作、校歌、社歌 |
土井晩翠には校歌、社歌の作詩も多く、太白区関係では、秋保町内全小学校校歌、宮城県立農業高等学校校歌、旧制二高校明善寮記念祭歌、東北金属工業社歌、東北特殊鋼社歌などがある。 |
荒城の月 春高楼の花の宴 めぐる盃影さして 千代の松が枝わけ出でし むかしの光いまいづこ 秋陣営の霜の色 鳴きゆく雁の数見せて 植うるするぎに照りそひし むかしの光いま何 いま荒城の夜半の月 変らぬ光たがためぞ 垣に残るはただかづら 松に歌ふは唯あらし 天上影は変らねど 栄枯は移る世の姿 写さんとてか今もなほ ああ荒城の夜半の月 |
秋保町内全小学校校歌 (昭和二十一年五月) 福井文彦・曲 一、 大東岳四千尺 麓をもとの名取川 途に不動の大滝を ふくみて海にそそぎ入る 宮城の県秋保村 我が学園のあるところ 二、 金剛絶えて揺がざる 国の姿とそそりたつ 磐神岩を仰ぐとき 千載古き名湯の 玉なす中に浸るとき 感謝は郷にまた国に 三、 この名邑に生れいで この学園に教えうけ 強く正しく明朗に 日々につとめて身と心 錬りて鍛えて一斉に 国と郷とにつくすべし |
東北特殊鋼社歌 (昭和十四年十二月) 図南万里の英雄の 跡青葉山広瀬川 山の麓に川岸に 基を据うるわが工場 高き理想の光明に 輝く東北特殊鋼 至誠のカ漲りて 打つや百錬ハンマーの 響きの中に灼熱の 精神凝りて成るところ 火焔を負いて駆け走る 麒麟の名を呼ぶわが鋼 興亜の意気も颯爽と 雄叫び高き健児団 希望は燃ゆる火の如く 日ごと夜ごとの躍進に 世界市場に覇をめざす ああわが東北特殊鋼 |
旧制二高校歌 (明治三十八年) 楠美恩三郎・曲 一、 天は東北山高く 水清き郷七州の 光、教の因るところ 庭に朝の玲瓏の 露に塵なし踏みわくる われ人生の朝ぼらけ 二、 花より花に蜜を吸ふ 蜂のいそしみわが励み 不断の渇きとめがたき 知識の泉掬みとらむ 湧きたつ血汐青春の 力山をも抜くべきを (三、四省略) |
東北金属工業社歌 一、 萬里の波涛のあなたに遠く 英雄思を馳せたるところ 青葉と広瀬の山河のほとり 見よ今新たに基を据えし 東北金属工業曾社 二、 大陸亜細亜に日本の威光 日に日に加はる昭和の時世 時世の需に応じて奮ふ 健児の幾千集まるところ 東北金属工業曾社 (三、四省略) |
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